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チリツモ【中世ヨーロッパ情報館】

"chiritsumo” 管理人チリが、中世ヨーロッパにまつわる情報を紹介していきます。

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中世人と菜食

豆類が中世人にとって重要な食物だったことは述べましたが、彼らはもちろん豆ばかり食べていたわけではありません。中世初期のフランスには50種以上の食用植物があったことが考古学者によって明らかになっています。その中には、穀物や豆類の他、キャベツやパースニップ(ニンジンのような肉質の白い根)、イチゴやサクランボなどの果実がありました。

中世人の食生活の中心としてはパンと肉があげられますが、野菜も彼らにとって重要な食物でした。プロヴァンスはトレのある教育機関では一年の3分の1にのぼる日々の食事にキャベツのポタージュが出され、他にホウレンソウやハーブや豆、かぶなど野菜を使ったスープが食卓に並びました。農民は家の近くに菜園を持ってそこから野菜を得ましたが、しばしば都市の中にも菜園が築かれました。中世の食生活への季節の影響は非常に大きな者で、王侯であろうが貴族であろうが旬のものでないと食べるのは困難でした。



佐藤賢一さん、塩野七生さんの本などいくらか持っているのですがなかなか西洋歴史小説ってないですよね。面白いの、ないかなぁ・・・。
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