忍者ブログ

チリツモ【中世ヨーロッパ情報館】

"chiritsumo” 管理人チリが、中世ヨーロッパにまつわる情報を紹介していきます。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


Mount&Blade





今回は初めてPCソフトの紹介です。名前の通りの、騎乗を主体としたアクションと、傭兵隊を率いて戦うというシミュレーションが混ざったようなゲームです。邦題にするとしたら、「サッカーチームをつくろう」ならぬ「傭兵隊をつくろう」で、略して「ようつく」といったところでしょうか。プレイヤーは傭兵隊長として、中世ヨーロッパをモデルに組まれた世界の中で冒険をするのです。

古代帝国が世界を支配していたり、沿岸部にはヴァイキングが建てた国があったり、ステップには汗国があるなどヨーロッパをそのまま縮小したような大陸がゲームの舞台となります。大盾と石弓を装備した兵が主体の北イタリアのような国もあれば、射手の強いイングランドのような国、さらには騎士主体のドイツ・フランスのような国などプレイヤーが仕官し、また戦うことにもなる国は様々です。

都市や村で買い物をするシステムは多くありますが、このゲームでは物資・家畜の略奪、焼き討ち、包囲攻撃までしかけられるのが特徴です。CPUプレイヤーも独自の軍隊を持っていて、数十から数百の兵士の衝突というのは、まさに中世らしい規模です。CPUプレイヤーの中には、王国に仕える領主もいれば山賊や追い剥ぎもいます。

また、ゲームバランスのためか史実に即したのかはわかりませんが、貨幣システムがなかなかリアルかなとも思いました。例えば、ひとりの騎士の給金で、村で徴兵したばかりの新兵を40人養えたり、頑丈なメイル・アーマーの価格が牛数十頭分だったりするようなところです。

また、国に仕官した後には遠征の度に最低数騎かを率いての従軍が求められます。戦いでは敵の武器防具、馬、荷物などを奪取できますし、捕虜をとることもできます。普通の捕虜は身代金仲介人(中世に実際にいた!)に引き渡して金を稼ぐこともできますし、幸運にも貴族を捕虜にすればひと財産が身代金として手に入ります。

中世の騎士たちの戦いを、身近に愉しむことのできるゲームとして紹介しました。

MB01.jpeg
騎士の国:スワディア王国(下記wikiより)

MB02.jpeg
雪原の国:ベージャー王国(同上)

海外のソフトウェアなので販売方法など詳しいことwikiを参照して下さい。
http://www5.atwiki.jp/mountandblade/pages/1.html
PR