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チリツモ【中世ヨーロッパ情報館】

"chiritsumo” 管理人チリが、中世ヨーロッパにまつわる情報を紹介していきます。

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カタラウヌムの戦い

アエティウスの政策は、フン族との戦いであったカタラウヌムの戦いにおいて発揮されます。


<カタラウヌムの戦い>

アエティウスとアッティラは当初、同盟を組んでいたので、フン族の攻撃目標は専ら東ローマ帝国でした。しかし、東帝国の使節がアッティラのもとに出向いた後、フン族の王は政策を変更します。フン族の攻撃は矛先はガリアに向けらます。

この時になって、アエティウスのゲルマン人との同盟政策が実を結ぶのです。451年、カタラウヌムの戦いで西ローマ帝国軍には、サリ・フランク族、アラン族、西ゴート族、ブルグンド族の軍が共闘します。対するフン族側には、東ゴート族、リブアリ・フランク族が兵を提供しました。この戦いはフン族に大きな打撃を与え、アッティラのガリア進出は阻止されました。戦いの2年後、アッティラの死と共にフン族は壊滅します。その1年後、アエティウスも主人である西の皇帝ウァレンティニアヌスによって暗殺されました。

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