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チリツモ【中世ヨーロッパ情報館】

"chiritsumo” 管理人チリが、中世ヨーロッパにまつわる情報を紹介していきます。

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城の構造 「塔・堀」

<塔>

城は主塔以外にも多くの塔を備えて防衛力を強化していましら。それらの塔は城の防衛上の要所に、城壁などの他の建造物に付随して設けられることが多くありました。城壁の角の部分には側塔・隅塔が設けられ、一定間隔を置いて城壁塔も設けられました。また高台に城があったり、城壁の内側が最後の中庭の場合など、内側からの攻撃を考慮しない際、あるいは、費用の節約の必要がある場合、外殻塔という内側へ開いている塔が設置されました。


<堀>

切り立った崖や、半島部の先端のような、天然の要害となる恵まれなかった城は、堀を周囲に巡らすことで城の防衛力を高めました。堀にはいくつかの種類があります。門前堀は門の前のみを横断する堀で最小限の大きさの堀はこの形であした。環状堀は城を全てを囲んでしまう形の堀です。この形の堀には付近を流れる河川などから水を引いてきて水堀になるものが多くありました。また城の内部を区分する遮断堀も、城の前衛部に侵入した敵から、主塔など城の中心部を守るために設けられました。

▼「外郭塔・狭間・狭間窓」 画像をクリックすると大きく表示されます。

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▼「門前堀・環状堀・遮断堀」

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