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チリツモ【中世ヨーロッパ情報館】

"chiritsumo” 管理人チリが、中世ヨーロッパにまつわる情報を紹介していきます。

ダンジュー?ダキテーヌ?-フランスの貴族

フランス貴族は普通、個人名と支配する領地から名前がつけられています。例えばシャルル・ドゥ・ブロワだとブロワ伯シャルルを意味するわけです。(ドゥは「~の」意)そこであるとき私は疑問に思ったのです。ルイ9世の弟シャルル・ダンジューや、リチャード獅子心王の母親アリエノール・ダキテーヌなどの名前はどこから来たのか…。これはフランスの人名を日本語で捉えていたために起こったのですが、つまりシャルル・ダンジューはシャルル・ドゥ・アンジューの短縮(というか音を重ねる)だったわけです。アリエノール・ドゥ・アキテーヌはドゥ・アキテーヌを通して詠むとダキテーヌになるというわけです。ドゥの後に母音が付く領地は他にもこうなるようで、例えば「オルレアンの」というのはドルレアンとなります。



無茶苦茶簡単な事なのですが、紗瑠々は半年ほど前にやっと理解しました。実はここまで初歩的なことはあまり本にも書かれていない?と思い、恥を曝しつつ書いてみました。あれ?みなさん、もうとっくに知ってましたか?

年末だから、なのかはわかりませんがやたらと書籍を購入。長い間欲しかった「ランツクネヒトの文化史」や「西ゴート王国の遺産」を手に入れてホクホクな気分です。イタリアとドイツの傭兵の本が揃ったので、スイス傭兵の本が欲しくなってきてしまいました。困ったものです。後々、参照して新しい記事も書いてゆこうと思います。なんだか雑文の方が長いですね…。ついでに書きますとプロフィールの写真を変えました。シャルル5世賢明王です。

え~遅れましたが新年のご挨拶を、ってもう夜なんですが。

あけましておめでとうございます。
今年も紗瑠々の資料室をよろしくお願いいたします。
新しい一年が幸多き年となりますように。
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