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"chiritsumo” 管理人チリが、中世ヨーロッパにまつわる情報を紹介していきます。
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ローマがブリタニアより撤退した5世紀から、11世紀のノルマン・コンクエストまでの約600年。ブリテン島を支配したのは、アングロ族、サクソン族、ジュート族などのゲルマン民族でした。アングロ・サクソンの総称で呼ばれる彼らは、北ドイツやユトランド半島から、船に乗ってブリテンに移住してきました。彼らはそこで、ゲルマン由来の従士制を元に、土地に根ざした社会を作り上げていきました。
七王国と呼ばれるアングロ・サクソン系王国が割拠する中、各国の王の中心的存在となった王が存在していました。このような大権を持つ王は、いくつかの王国で交代していましたが、9世紀初頭から、ウェセックスの国王が、デーン人による一時の支配を除き、アングロ・サクソンの連合王国を支配しました。