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チリツモ【中世ヨーロッパ情報館】

"chiritsumo” 管理人チリが、中世ヨーロッパにまつわる情報を紹介していきます。

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北京旅行記②

2日目・8月22日(金)

☆はじめてのバス

この日は6:00に起床。早起きの理由は裏手にある景山から、故宮をながめるため。景山は故宮の北にあるので、お昼の間は逆行になってしまうそうです。ホテルから歩くこともできますが、せっかくなのでバスに乗ることに。ホテルの近くで景山にもいくバスを発見!しかし…時刻表がない!始発と終バスの時刻しか載っていません。

▼バス停


いつ来るのかとやきもきしていましたが、10分ほどで到着。この後何度かバスに乗って気付いたことですが、どうやら北京市内ではどこでも10分待てばバスに乗れるようです。だから時刻表が必要ないんですね。

▼バスの窓から、ケンタッキー


☆景山公園


景山公園は、小高い丘を中心とした小さな公園です。丘の上には寺社が建っています。頂上からの景色は…まさにポストカードですね。自分が入った写真もやさしそうな女子大生に撮ってもらいました。

▼景山の登り道

▼景山から故宮を眺める


ここで、特筆すべきは朝の景山に響き渡る、おっさん達の「イー!アル!サン!スー!(1,2,3,4)」。みなさん大きな掛け声を出しながら丘を登ったり、体操したり…。どうやら中高年の朝の運動スペースになっているようです。ちなみに、この景山は明朝(
1368~1644)最後の皇帝
崇禎帝が、李自成によって都を追われた後に首を吊った場所です。

▼景山公園頂上で体操をする人々


景山を下りて故宮に向かおうとしたところ、なぞの緑色の植物が売られているのを発見。蓮の実です。中華料理の材料ですが、どうやらこのまま買って皮をとっても食べられるようです。

▼蓮の実、葉は何に使うのだろう


☆天安門

故宮の裏手からバスに乗り、入口である天安門へ。天安門の入り口は非常に混雑。2つしかないボディチェックのゲートに人が押し寄せるんですから当たり前ですね。待っている間、すごい人混みなのに堂々と煙草を吸うおっさん達。分煙になれきった自分には久しぶりの感覚です。そういえば、北京は喫煙者が多かったように思います。

▼ボディチェックゲート
  

ボディチェックを終えると広々とした空間が広がります。右手には天安門。左手には、中国国家博物館、毛主席紀念堂、人民大会堂など国の主要施設が並びます。人民大会堂は、いわゆる中国の国会に相当する「全人代」の議事堂です。「武警」と書かれた軍服のような姿の警備員も多いです。ここから、故宮までは欧米の団体観光客や中国のお上りさんで賑わっていました。

▼天安門広場



故宮からの行程は、次回につづく。

おまけ★北京の衛生事情

北京市内を歩いていると、大通りの歩道から細い路地にいたるまで、清掃スタッフが働いているのに出会います。揃いの制服を来ているので、北京市に雇われているんでしょうか。

街にはかなりゴミが落ちています。喫煙者も多いので煙草のポイ捨ても多いです。でもゴミが山になっているようなところはなく、しっかり掃除もされています。清掃スタッフは、北京の街の汚いようで、汚くないという微妙な状況を作り出しているのです。

▼市内の清掃スタッフ


ちなみに街のゴミ箱の分類は2種類の実。「資源ゴミ(主にペットボトル)」か「資源ゴミでないもの」です。ペットボトルはかさばりますが、ゴミ箱は小さいのですぐに一杯になってしまいそうですが、そうならない理由があります。

自分がゴミを捨てようとした時、前の人がいきなり手を「資源ゴミ」の箱に入れて、ペットボトルを抜き取ると、また次のゴミ箱目指して歩き始めました。おそらく資源ゴミを有料で引き取ってくれるところがあるのだと思います。空のペットボトルを捨てようとゴミ箱を探していたら、大量のペットボトルを持ったおばさんと目が合います。おばさんが無言で手を出してきたので、ペットボトルを回収してもらいました。

中国の格差の一端を見せられたような気がします。

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