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チリツモ【中世ヨーロッパ情報館】

"chiritsumo” 管理人チリが、中世ヨーロッパにまつわる情報を紹介していきます。

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カール大帝

ドイツ語読みでカール。フランス語ではシャルルと呼ばれる王。彼はフランク王国に大きな変化をもたらしました。



<カール大帝>

768年、カロリング朝の始祖ピピンの死後、王国は長男カールと次男カールマンに引き継がれました。即位三年後、カールマンが急死したためカールは単独支配を始めます。カールの治世期に、フランク王国は大きな領土の拡張を果たしました。

彼はカールマンの息子の権利を利用し、内政干渉を図ろうとしたランゴバルドと戦争を開始し、774年にランゴバルド王国を滅ぼしました。また、バイエルンを併合し、ザクセンとの間にも決定的な勝利を治めました。ザクセン族の平定は、デーン人やスラヴ人との接触を、バイエルンの獲得は東の遊牧民族アヴァール人との衝突を招くくとになります。また、イベリア半島ではバスク人やムスリムに対して攻撃を加えましたが、こちらの方はイスパニア辺境領を、半島北部の小域に置くのに止まりました。
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